お知らせ・イベント在宅医療診療事例
小児在宅医療について 外来となにが違うの?
日頃の診療において、外来では発熱や不調で行くケースが多く、限られた時間の中でお子様やご家族の様々なお悩みに十分に対応できないことがございます。そこで当院では、小児在宅医療を積極的に提供させていただいております。小児科専門というわけではないので病院の小児科専門医の先生との連携にはなりますが、土日祝日の不調時対応や日頃の悩みや不安をじっくり聞いてなんでも相談に乗れるのは在宅医療ならではの強みだと思います。
在宅医療の大きな利点は、お子様の普段の生活環境で診療ができることです。通院困難なお子様の場合、お母さんがひとりで受診し、動画を主治医に見せるなりするケースもありますが、在宅医療はご自宅での様子を直接拝見することで、不調時、日頃の様子との違いがわかり、より具体的なアドバイスが可能となり、ご家族の不安や悩みにもじっくりと向き合うことができます。
また、予防接種をはじめとする医療処置もご自宅で実施可能です。訪問看護ステーション、地域の基幹病院、調剤薬局との緊密な連携体制を構築しており、お子様の成長に合わせた包括的な医療提供を心がけております。
さらに、成人期への移行期医療にも力を入れており、小児科ではすべてまとめて診てもらえていたけど成人科ではそれぞれに受診しないといけない。小児科のようにまとめて診てもらえない不安を解消し、主治医として全身をまとめて診ると共に各専門科との連携を図りながら、切れ目のない医療の提供に努めております。

