訪問診療
小児、神経難病と在宅医療
当院は白の母校である、大阪大学医学部の神経内科とかねてから連携していまして、パーキンソン病やALS、多系統萎縮症や筋ジストロフィーなど在宅で対応することが多い神経難病のフォローに特に力を入れてきました。
しかし、小児の神経難病や先天疾患などについては、小児のうちは小児科で見るものの、大人になるにつれて小児科では病態に対応できなくなるため、神経内科やその他多くの科にかかる必要が出てくるので問題になっているようです。
このようなときに在宅医がいれば、すべての診療経過を把握しやすく、途中で担当する科が変わるときもスムーズに対応できるというわけです。薬を貰いに行くだけの通院もしなくて済みますし、風邪や軽い肺炎くらいなら自宅で内服や点滴で治すこともできるので家族としても介護負担が減りかなり楽になります。また具合が悪いときもどのタイミングでどこの科にいけばよいか判断してもらえて、病院宛に手紙も書いてもらえるので安心です。
神経難病や先天疾患はなかなか治せるものではないので、病状を進行させないためには日頃の管理が重要となってきます。そのために、早めの在宅医療の導入をおすすめします。
当院は来年阪大に新しく創設される神経難病治療・在宅医療学講座とも連携することになったため、より良い対応ができると思います。大学病院と連携することで、診療の質向上はもちろん、学生、研修医の教育にも携わり、さらに患者さんや社会のニーズに対応できるクリニックにしていきたいと思います。
在宅医療導入の相談や病院の地域連携担当者やケアマネジャーを通していただくか、直接お問い合わせください。