ご自宅で穏やかな最期を迎えるために〜希望しない救急搬送を避ける「4つの条件」〜
こんにちは。 先日、守口市で開催された介護の集会にて、人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)に関するパネルディスカッションに参加してきました。
今回は、その集会でも話題に上った「ご自宅での穏やかな看取り」と「救急搬送」について、とても大切なお話を共有させていただきます。
■ 慌てて救急車を呼んでしまったら…?
ご本人とご家族でしっかりと話し合い、「最期は住み慣れた自宅で過ごしたい」「無理な延命処置は希望しない」と決めているご家庭も増えてきました。
しかし、実際に目の前でご家族の呼吸が急に苦しそうになったり、意識が遠のいたりすると、気が動転して思わず119番通報をしてしまうのは、ご家族として当然の心理です。 ただ、救急車が到着した後に少し我に返り、「本人の希望と違うことをしてしまったのではないか」「病院で管に繋がれるのは避けたい」と悩まれるケースは少なくありません。
■ 救急搬送を避け、かかりつけ医へ引き継ぐ「4つの条件」
実は昨年のルール変更により、一定の条件を満たせば、救急隊が到着した後でもそのまま病院へ搬送することなく、普段診ている訪問診療医(かかりつけ医)へ引き継ぐことができるようになりました。
その条件とは、以下の4つです。
- 事前の意思表示があること 普段から訪問診療を受けており、救急搬送や延命処置を希望されないことが明示された書類(事前指示書など)が交付されていること。
- 主治医と救急隊の直接確認 救急現場から主治医と救急隊が電話で連絡を取り合い、その事実を直接確認できること。
- 迅速な看取り対応が可能であること 訪問診療医が、12時間以内に看取りの対応を行える体制であること。
- 持病による自然な経過であること 転倒や窒息といった外的要因による急変ではなく、以前から抱えているご病気(老衰を含む)によるものであること。
これらの条件をすべて満たしていれば、ご本人の希望に反して病院に搬送されたり、警察介入による検視などの対象になったりすることなく、ご希望通りご自宅でご家族に見守られながら、穏やかな最期を迎えることができます。
■ いざという時に備えて、私たちがサポートします
「もしもの時」は、誰しも冷静な判断が難しくなるものです。だからこそ、お元気なうちからの「人生会議(ACP)」と、24時間体制で連携できる訪問診療医の存在が不可欠です。
たいようさんさん在宅クリニックでは、ご本人様の「どう生きたいか」「どこで最期を迎えたいか」というお気持ちを第一に尊重し、ご家族の不安に寄り添う医療を提供しております。
事前の書類作成のサポートから、夜間・休日の急なご不安への対応まで、包括的に皆様の暮らしを支えます。 「自宅での療養に不安がある」「人生会議について一度相談してみたい」など、在宅医療に関するお悩みやご質問がございましたら、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
地域のケアマネージャー様や訪問看護ステーション様からの新規のご相談・ご紹介も随時受け付けております。
